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人間もアトピー性皮膚炎を患っていると、治療も難しくて頭を抱えてしまいますよね。
実は、猫にもアトピー性皮膚炎が発症することがあるんです。
湿疹だと思っていたら、アトピーだったというのはよくある話。
猫の身に起こる皮膚病の症状や原因、そして飼い主さんがしてあげられる対策についてまとめてみました。
愛猫の皮膚が弱くて心配だという飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
猫の皮膚病の症状
主な症状についてご紹介します。
この他にも皮膚に異変を感じた場合は、早めに病院に連れて行くなどの対処をしてください。
毛が抜けてハゲる
換毛期に抜け毛があることは、ごくごく自然な現象です。
しかし、ある一部分だけ毛が抜けているような場合は皮膚病の可能性があります。
痒みを伴っている場合は、その部分を掻きむしってしまうので更に状態が悪化しがちです。
かさぶたができる
膿皮症の場合、かさぶたになることが多々あります。
外傷によってできるかさぶたであれば心配ないのですが、皮膚炎にかかって掻きむしってしまった後にかさぶたになっているようであれば注意が必要です。
皮膚にかさぶたができていたら、外傷なのかそれ以外なのかよく観察してみましょう。
毛や皮膚がベタつく
皮膚が異常を起こして分泌が過剰になっていると、被毛や皮膚に分泌物がついてベタつくことがあります。
このベタつきに加えてニオイも伴うようであれば、皮膚炎の可能性はほぼ確実と言って良いでしょう。
赤い発疹が出る
皮膚が赤みを帯びていたり、ポツポツと赤い発疹のようなものができてきる場合、皮膚炎である可能性が高いです。
猫ちゃんは被毛に覆われているので、これらの皮膚の異常に気付くのは難しいのでふが、痒がるような様子を見せたら、毛をかき分けて皮膚の状態をチェックしてみてください。
こういったちょっとした気付きが早期発見に繋がります。
猫のアトピー性皮膚炎の3つの原因について
何事にも原因がある訳ですが、猫のアトピー性皮膚炎の原因はいったい何なのでしょうか?
考えられる3つの原因についてまとめてみました。
1.ハウスダストやダニが原因の場合
猫も人間と同じようにハウスダストやダニなどによるアレルギー反応を起こすことがあります。
これらのアレルゲンが起因して、免疫機構が必要以上に反応するとアレルギー反応を引き起こします。
2.食物が原因の場合
一部分だけ脱毛しているような皮膚炎の場合、食物が原因となってアトピー性皮膚炎を引き起こしていることがあります。
特に、首の部分や顔に痒みの症状が出るようです。
皮膚だけではなく下痢や外耳炎などを発症することもあります。
3.皮膚病などが原因の場合
菌や寄生虫などの感染によるものであったり、アレルギー性のものであったり、皮膚病にも色々な種類があります。
異変が起こっている部分の皮膚を診察してもらい、更に細菌を培養するとハッキリとした原因が分かります。
猫の皮膚病にはどんなものがある?
猫の皮膚病の種類は、驚くほどたくさんあります。
代表的な皮膚病について一つずつ解説させていただきます。
愛猫に当てはまっているようであれば、早めに対処しましょう。
皮膚糸状菌症(猫カビ)
皮膚糸状菌症のことを猫カビと言います。
カビが生えることを想像すると、ちょっとゾッとしてしまいますよね。
人間に置き換えて考えると水虫のようなものだと言えば分かりやすいでしょうか。
ぱっと見カビだと分かるような感じではなく、手や足、耳などに円形の脱毛が起こります。
かさぶたや発疹、フケなどが生じることもあり、痒みを伴います。
アトピー性皮膚炎
猫のアトピー性皮膚炎は、背中やお腹、顔、脇の下といったところに痒みの症状が現れます。
痒がってしまうのでその部分の毛が抜け落ちたり、黒ずんだりします。
ハウスダストやカビ、ダニ、花粉などが原因と考えられています。
アレルギー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎になると痒みに耐えられず、猫ちゃん自身が皮膚を噛んだり舐めたりします。
原因は、食物やノミ、絨毯などとの接触によってアレルゲンに触れてしまうことだとされています。
発疹や脱毛になってしまうので、飼い主さんも異変に気付きやすいでしょう。
皮膚がん
猫の体にシコリができると、7割は皮膚がんの可能性があるとされています。
出血や悪臭、患部の脱毛が一気に広がるなどの症状が見られたら注意が必要です。
治療としては外科的処置が一番確実です。
ツメダニ症
梅雨や秋になると増殖するのがツメダニです。
ツメダニが寄生すると、寄生した動物の体に卵を産みます。
痒みとフケ、痛みを伴うこともあります。
痒がる様子を見せ、大量のフケが出てくるので異変に気付くことはできるでしょう。
スタッドテイル
日本のに訳すると尾腺炎のことなのですが、あまり聞き慣れない方の方が多いことと思います。
猫のしっぽの付け根には、尾腺という分泌物を出す部分があります。
マーキングの際に使われます。
尾腺が過剰分泌を起こすと炎症を起こすのですが、これがスタッドテイルと呼ばれているものです。
しっぽの付け根が膨らんだり、悪臭がしたりします。
ノミアレルギー性皮膚炎
ノミに触ったり、噛まれたりするとアレルギー反応を起こしてノミアレルギー性皮膚炎になります。
皮膚が腫れたり、激しい痒みや発疹、出血などを起こすこともあります。
自分で掻きむしったり舐めたりすることで、更に症状も深刻化してしまいます。
好酸球性肉芽腫症候群
被毛が抜けたり、時には皮膚がえぐれることもある病気です。
原因はハッキリとはしていませんが、アレルギーや細菌、遺伝、ハウスダストなどと密接な関係にあるとされています。
抗生物質や駆虫剤、ステロイドなど症状に合わせた治療が行なわれます。
日光皮膚炎
シニアの猫ちゃんになりやすい傾向があります。
紫外線に弱いので、白い猫ちゃんも要注意です。
メラニン色素が少ないとかかる確率も上がります。
あまりにも慢性化すると、がんに発展するケースもあるようです。
毛包虫症
この病気は、ニキビダニ症と言われることもあります。
首や顔、頭などに皮膚炎を起こす病気なのですが、本来は猫よりも犬に多く見られます。
フケやかさぶた、脱毛、皮膚のただれなどが症状として挙げられます。
副腎皮質機能亢進症
クッシング症候群と呼ばれることもあるのですが、何となく耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることによって、体にあらゆる症状が現れます。
特に高齢の猫ちゃんに多く見られます。
多飲多尿、食欲増加による肥満、痒みのない脱毛などが主な症状です。
疥癬
疥癬になると激しい痒みを伴います。
ヒゼンダニという寄生虫が原因だと言われています。
ヒゼンダニが寄生すると皮膚に穴を掘って卵を産みます。
数ある猫の皮膚病の中でも、一番辛いと言われており、早めに治療をしてあげる必要があります。
猫の皮膚病が発症した際は速やかに動物病院へ
皮膚病は、痒みや発疹を伴うことが多く、猫ちゃん自身も辛いのですぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。
中には人間に移る皮膚病もあります。
事態が深刻化する前に、早めに対処するようにしてくださいね。
飼い主が出来る猫の皮膚病対策について
皮膚病にはならないに越したことはありません。
そのためには、日頃からできる対策を講じておく必要があります。
- キャットフードの見直し
- ノミの駆除
- ハウスダストは掃除
- 皮膚トラブル向けサプリを与える
おすすめの方法を4つご紹介しますので、できるところから始めてみてください。
1.アレルギーを引き起こす原材料を含まないフードに変える
穀物や添加物はアレルギー反応を引き起こしやすいので、無添加でグレインフリーのキャットフードに変えるようにしましょう。
猫は本来穀物を必要としておらず、メーカーがカサ増しのために使っているだけなんです。
値段で決めるのではなく、品質で決めるようにしてください。
2.ノミアレルギーの場合はノミの駆除をする
ノミは潰さずに適切に駆除しましょう。
ノミを潰すと産卵した卵が飛び散るので、なおさら症状がひどくなります。
シャンプーやのみ取りができるブラッシングを使ったり、駆虫剤で物理的に除去するのがベストです。
3.ハウスダストアレルギーの場合は掃除が肝心
ハウスダストの場合は、家の中にあるホコリやダニなどが原因になっています。
これらの原因を排除することで、ハウスダストアレルギーは落ち着いていくでしょう。
4.皮膚トラブル対策サプリを与える
皮膚トラブルにお悩みの飼い主さんにおすすめののが、サプリです。
腸内環境が整うと免疫力もアップするので、乳酸菌配合のサプリを取り入れることをおすすめします。
また、オメガ3脂肪酸もアレルギー対策になります。
kokona-ここな-は乳酸菌が配合されていて、腸内環境を整えるサポートをします。
皮膚トラブルの猫ちゃんにも安心して与えられるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
猫の皮膚病の症状と対策まとめ
猫の皮膚病は、様々な症状を引き起こすことが分かりましたよね。
慢性化すると状況は更に深刻化してしまいます。
なるべく早い段階で治療ができるようにサポートしましょう。
日頃からできる対策に関しても、今すぐに取り組んでみてくださいね。