【危険】知らないと損をするキャットフードの添加物まとめ

添加物が体に悪いということは、周知の事実ですよね。

キャットフードも例外ではありません。

こちらでは、知らないと損をするキャットフードの添加物に関するお話を書きます。

キャットフードの添加物の役割と使用基準とは

【危険】知らないと損をするキャットフードの添加物まとめ

添加物と聞くと、あまり入っていない方がいいのではないかというい印象がありますよね。

でも添加物は一概によくないというわけではなく、それぞれに役割があるのです。

例えば天然の素材だけでは栄養価にバラつきがあったり、補えない栄養素など一定の栄養価を保つ役割のためにビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養添加物を使用する場合があります。

食べ物は必ず酸化していき、過酸化油脂という毒性のある物質を出すので、どうしても酸化防止剤は必要になってきます。

季節によっては見た目にもバラつきが出ることがあるので着色料や半生キャットフードには湿潤調整剤という添加物が使用されていたりします。

ペットフードに使用していい添加物の量は、環境省の「愛玩動物用飼料の成分規格などに関する省令」で定められています。

薬事法で規制されている抗生物質や抗菌剤で、ペットに影響があることが確認されている添加物は使用できないようになっています。

キャットフードの添加物は大きく分けて2種類

  1. 天然由来
  2. 化学合成物由来

キャットフードに使用されている添加物は、大きく分けると2種類あります。

天然由来の食品添加物

ひと言で添加物と言っても、天然由来の食品添加物は安全性が高いので安心できます。

しかし、酸化防止効果があまり得られないというデメリットがあり、必然的に賞味期限が短くなってしまいます。

プレミアムキャットフードの賞味期限が短いのも、このためです。

添加物を使用していないからこそ、素材の味が生かされており期限も短くなります。

化学合成物由来の食品添加物

天然の香料などもない訳ではないのですが、世に出回っている保存料や着色料、香料はほとんどが化学合成物由来と言って良いでしょう。

中には、発がん性の疑いがあるものもあるので、化学合成物由来の添加物が含まれていないかどうかの確認は必須です。

愛猫に悪影響を与える危険な食品添加物とは

【危険】知らないと損をするキャットフードの添加物まとめ

ここではできるだけ避けたい食品添加物をご紹介します。

大切な愛猫に悪影響のある危険な食品添加物について見ていきましょう。

酸化防止剤系の食品添加物

酸化防止剤系の食品添加物には、発がん性があると言われています。

体の小さな猫の場合だと、影響は人間より大きくなります。

少量であれば問題ないとする説もありますが、摂取しないことが一番の対策です。

没食子酸プロピル

抗酸化作用が強力な没食子酸プロピルは、日本ではバターなどにも使用されています。

マウス実験では1.35g/Kg程度で半数が死亡、また遺伝子以上試験でも陽性となっています。

エトキシキン

日本では食品添加物として許可はされていないですが、海外ではペットフードに抗酸化剤としてよく使用されています。

商品名はSantoquin。もし外国のペットフードを購入する場合はチェックしてみてください。

BHA

ブチルヒドロキシアニソールという脂溶性の有機化合物。

アレルギー反応やじんましんなどが出る場合があります。

私も長いこと購入していた有名なロイヤルカナンにもBHAは使用されています。

BHT

ジブチルヒドロキシトルエンというこちらも抗酸化剤。

化粧品やボディーソープなどにも使用される脂溶性の有機化合物です。

発がん性はないものの、遺伝子異常や奇形を生じさせる疑いがあるとされ、アメリカでは乳幼児用食品への使用は禁止されているという。

着色料系の食品添加物

着色料系の食品添加物には、酸化防止剤系の食品添加物と同様に発がん性の疑いがあります。

また、アレルギー反応を引き起こすこともあるので、使用していないキャットフードを選ぶようにしましょう。

赤色3号

エリスロシンは合成着色料の一種で、日本ではかまぼこなどに使用されていますが、アメリカやポーランドでは食品への使用は禁止されています。

赤色40号

アルラレッドACというタール色素に分類される合成着色料。

赤色をしていて、清涼飲料水や駄菓子に使用されています。

赤色102号

ニューコクシンというタール色素の分類される合成着色料。赤色をしてます。

日本では漬物やソーセージなどに使用されていますが、アメリカやベルギーなどでは使用禁止。

イギリスでは@注意欠陥多動性障害に影響するかもしれない」と考えられています。

赤色105号

ローズベンガルというタール色素に分類される赤い合成着色料です。

光増感剤として用いられることもあります。

青色2号

インジゴカルミンという青色の合成着色料で、チョコレートや和菓子に使用されます。

発色剤の添加物

発色剤の添加物にも発がん性があると懸念されています。

発色剤は着色料とは異なり、色を付けるのではなく、色合いをキープするために使用されます。

発色剤を使っていると見栄えは綺麗ですが、本当はくすんだ色になってしまっているのです。

添加物に頼らなければならないほど粗悪な原材料を使っていると考えてください。

亜硝酸ナトリウム

きれいな色を長期間保つことができる発色剤として、またフレーバー(風味)を与えるために使用されています。

ハム、ソーセージ、ベーコンやイクラ、明太子などの食をそそるきれいな赤色、特有のフレーバーも亜硝酸ナトリウムの持てる業なのです。

食品の加工の工程でボツリヌス菌などが混入した場合、その増殖を抑制する効果もあります。 

しかし、食肉に含まれるアミンという物質と化学反応して、発がん性物質に変化するという危険性が指摘されています。

亜硝酸ナトリウムは、犬のおやつであるジャーキーなどに含まれていることがあります。

法律で定められた量しか含まれていないとはいえ、危険性があることは否めません。

犬に与える際は、できれば亜硝酸ナトリウムが無添加のおやつにしたいですね。

含まれているおやつを与える際は、与えすぎないように気を付けてあげてください。 

甘味料系の食品添加物

甘味料は、猫が食べてしまうとたとえそれが少量だったとしても毒性があります。

嘔吐や痙攣、出血など様々な症状を引き起こす原因となってしまいます。

ソルビトール

砂糖よりカロリーが低いことから、ダイエットによく使用されるソルビトール。

ガムや飴によく使用されるソルビトールですが、イタリアではソルビートルを摂りすぎて死亡したという事故もあります。

キシリトール

砂糖並の甘みがあるのにカロリーも低く、虫歯予防にもなる。

キシリトールは人間にとってとてもいいものですが、犬にとっては腎不全や歩行困難になる可能性があります。

グリシリジン・アンモニエート

甘味料のグリシリジン・アンモニエートは、ドッグフードには使用されていますが人間には安全性が認められていないため使用不可となっています。

人間には危険とされているので避けたい成分です。

ビートパルプ

人間用にも使用されるサトウダイコンが原料のビートパルプ

犬用は硫酸系薬物で抽出してドッグフードなどに使用されます。

うんちが固くなるというメリット?もありますが、薬物で抽出したものを使われているとワンちゃんにあげたくないですね。

コーンシロップ

なんだか身体によさそうな名前をしていますよね。

この甘味料は食いつきを良くするためのもので、内臓に悪影響を与えた末に糖尿病を引き起こす可能性がある糖液なんです。

その他危険な食品添加物

乾燥を防止するために使用されている保湿剤も危険な添加物のひとつです。

保湿剤は、猫の赤血球に悪影響を及ぼします。

赤血球は酸素を運ぶという大切な役割を担っているので、想像をしただけでも怖いですよね。

亜硝酸ナトリウム

肉の保存に使用されるのと、見た目を良くするための物質。

肉に含まれるアニンという物質と化学反応を起こし、発がん性物質を発生させます。

色鮮やかに見せることができますが、犬にとっては毒でしかありません。

プロピレングリコール

半生タイプには欠かせない保湿性のある物質。

日本では麺類やコンビニおにぎりなどに使用されていますが、海外では完全に使用禁止されているところもあります。

発がん性物質を発生させたり、腸に影響を与える危険性もあります。

ソルビン酸カリウム

保存料として使用されるソルビン酸カリウムは、人間の食べ物にも多く使用されています。

亜硝酸ナトリウムも配合されていると、化学反応を起こし、発がん性物質を発生させる危険性があります。

硝酸カリウム

ハム・ソーセージや明太子などの鮮やかな発色をだすためのもの。

発がん性だけでなく、遺伝毒性・催奇形性などの影響があります。

増粘多糖類

増粘多糖類は、食品に粘り気を出すための食品添加物です。

ほとんどのウェットキャットフードに使用されていると言っても過言ではありません。

天然由来であれば継続して食べ続けても、大きな健康被害はないのですが、必ずしも安全とも言い切れません。

アレルギー反応を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

缶詰や半生タイプは食品添加物が多いので注意!

缶詰や半生タイプのキャットフードには、風味やとろみを出すために食品添加物が含まれていることが多々あります。

天然由来であったとしても油断はできないので、十分注意してください。

ブッチカナガンなど無添加のものあります。

発がん性物質が含まれる添加物一覧

  • ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
  • ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
  • エトキシキン
  • 赤色2号
  • 亜硝酸ナトリウム
  • ソルビン酸
  • ソルビン酸カリウム

こちらに挙げた添加物は、発がん性物質が含まれているものになります。

これらの添加物が危険だと分かっているのに使用し続けていることにも理由があります。

それは、キャットフードの賞味期限を引き延ばすことで利益を確保するためです。

賞味期限が短いと在庫を抱えることになってしまい、結果的に損失を生み出してしまうことにもなりかねません。

そのリスクを回避するために添加物が使用されているのです。

一見信頼できる大手メーカーでさえも、これらの発がん性物質が含まれている添加物を使用しています。

メーカーだけで選ぶのではなく、添加物が入っていないことを飼い主さんが確認するようにしましょう。

こういったキャットフードが出回ってしまっている以上、愛猫の健康を守ることができるのは、飼い主さんだけなのです。

ウェットタイプキャットフードに無添加のものってある?

ウェットタイプのキャットフードには添加物が含まれていることが多いとご紹介しました。

もちろん無添加でグレインフリーのものも販売されています。

原材料の表示をしっかり確認して、無添加のキャットフードを選びましょう。

無添加ウェットキャットフードおすすめ人気ランキング!安全な猫用パウチを比較

キャットフードを選ぶなら添加物なしの無添加へ

【危険】知らないと損をするキャットフードの添加物まとめ

安価なキャットフードが危険であることは可能性としては十分あります。

大手メーカーであっても容易に信頼できないということがお分かりいただけたでしょうか?

キャットフードの安全基準がグレーな部分もまだまだありますので、原材料の表示をしっかり確認することこそが、添加物配合のキャットフードを買わずに済む唯一の方法とも言えます。

添加物は、愛猫の健康を脅かす恐ろしいものです。

健康で長生きして欲しいと願うのであれば、無添加のキャットフードを与え続けましょう。

添加物を与えていても一見は健康かもしれませんが、添加物は体内にどんどん蓄積されていきます。

人間よりもずっと小さい猫にしてみたら、その量はかなりのものです。

天然由来の添加物であっても油断ができないという点もしっかり押さえておいてください。