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スコティッシュフォールドの最大の魅力でもある垂れ耳ですが、実は立ち耳のスコティッシュフォールドもいるんです。
立ち耳なので通気性が良く病気になりにくいというメリットもあるのです。
しかし垂れ耳のほうがイメージが強く人気があるため、あまり売れないという事実もあるようです。
耳の違いや値段の相場、かかりやすい病気などについてまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
立ち耳スコティッシュフォールドの特徴
折れ曲がりという「フォールド」がつく品種だけに、垂れ耳のイメージが強いスコティッシュフォールド。
その耳は生まれつき折れ曲がっているわけではなく、生後13~23日にかけて折れていきます。
折れ曲がり具合にも段階があるんです!
立ち耳と折れ耳の違い
スコティッシュフォールドの垂れ耳ですが、軟骨や骨が正常に成長しなかった結果によって起こるものです。
これは遺伝性骨軟骨異形成と呼ばれています。
誕生のルーツは突然変異でしたが、この猫からも折れ耳の猫が誕生したことから遺伝であることが確立しました。
猫の品種として繁殖されるようになり、垂れ耳のスコティッシュフォールドが定着。
垂れ耳には病気のリスクもあることから垂れ耳ではないスコティッシュフォールドの繁殖も進められました。
他の品種の猫と交配させることで、スコティッシュフォールドの遺伝子を持ちながらも立ち耳のスコティッシュフォールドが誕生することとなったのです。
立ち耳スコティッシュフォールドの大きさ
スコティッシュフォールドの大きさは、体重が3~5kgほど。
体長は60cmくらいなので、大きくも小さくもなく一般的な猫の大きさと言えます。
立ち耳スコティッシュフォールドは病気になりにくい
立ち耳のスコティッシュフォールドは、垂れ耳のスコティッシュフォールドと比較すると、圧倒的に病気になりにくいんです。
それは、耳の通気性が良いからということに尽きます。
耳が密閉されていないことによって、外耳炎になりにくいという特徴があります。
スコティッシュフォールドの毛色の種類
- ブラック
- ホワイト
- レッド
- クリーム
- トーティ
- タビー
- キャリコ
スコティッシュフォールドの毛色は多岐に渡ります。
ブラックやホワイト、レッド、クリームなどの単色をはじめ、トーティと呼ばれているサビ柄や、定番のタビーなどがいます。
タビーも毛色は様々で、シルバーやブルー、レッド、カメオなど豊富なバリエーションがあります。
中でも珍しいのがオスのキャリコ。いわゆる三毛猫ですね。
希少価値が高いので、幸運を呼ぶとも言われています。
立ち耳スコティッシュフォールドの寿命
立ち耳のスコティッシュフォールドの寿命について見ていきましょう。
スコティッシュフォールドの平均寿命
スコティッシュフォールドの平均寿命は、10~13歳。
一般的な猫と比較すると少し短い印象を受けるかと思います。
スコティッシュフォールドの最長寿命
20歳4ヶ月まで生き延びたスコティッシュフォールドもいます。
スコティッシュフォールドの平均寿命を大きく上回っていますね。
生活習慣や定期的な健康診断などが長生きの秘訣になっていたようです。
スコティッシュフォールドの性格
- 温厚・優しい
- 甘えん坊
- 遊ぶのが好き
スコティッシュフォールドは温厚で甘えん坊で飼いやすい品種の猫です。
遊ぶのが大好きなので、たくさん遊んであげてくださいね。
温厚・優しい
おっとり系の優しい性格の持ち主でもあるスコティッシュフォールド。
他の猫や子供とも仲良くできる協調性もあります。
甘えん坊
基本的に飼い主さんの近くにいることを好む甘えん坊さんなスコティッシュフォールド。
人見知りもしないので、初心者向けの猫でもあります。
遊ぶのが好き
好奇心旺盛で遊ぶことが大好きなので、一緒に遊んであげる時間を作ってあげたり、自宅にはキャットタワーを設置するなどの工夫があると良いですよ。
立ち耳スコティッシュフォールドの子猫の値段・価格相場
スコティッシュフォールドは垂れ耳のイメージですが、全体数の3分の1しかいないんです。
人気なうえに希少価値が高いので、必然的に値段も上がります。
それに反して立ち耳のスコティッシュフォールドは比較的安く販売されています。
ブリーダーから子猫のうちに購入しても6万円くらいです。
スコティッシュフォールドがかかりやすい病気
- 骨瘤(遺伝性骨形成異常症)
- 耳ダニ・外耳炎
- 肥大型心筋症
- 尿路結石症
- 腎臓病
- 心筋症
- 毛球症
垂れ耳の場合は耳の通気性が悪く、耳の中の病気になりやすいです。
立ち耳だとそれが排除されるので、垂れ耳よりは耳の病気になりにくいと言えますね。
骨瘤(遺伝性骨形成異常症)
生後3ヶ月~2歳くらいまでの間に発症します。
骨に変形が見られたり、軟骨が増えてコブになり、それが脊髄にまで進行してしまう恐ろしい病気です。
症状がひどくなると、最悪の場合は歩けなくなることもあります。
骨にコブを見つけたり、歩き方がいつもと違うと思ったら、すぐに病院に連れて行きましょう。
耳ダニ・外耳炎
耳垢が黒くなっていたら、それは耳ダニかもしれません。
繫殖能力がとても高く、一気に増殖して死骸や糞が耳に溜まります。
また、耳を痒がったり臭いがキツかったりしたら、外耳炎の可能性がかなり高いです。
症状が進むと内耳炎や中耳炎にもなりかねません。
いずれも早めの対処が必要です。垂れ耳のスコティッシュフォールドの方が通気性が悪いので、なりやすい傾向にあります。
肥大型心筋症
肥大型心筋症は、心臓の筋肉が厚くなることによって心室が狭くなる病気です。
心臓は全身に血液を循環させるポンプの役割を果たしているので、この病気になってしまうと血液循環に支障をきたします。
超音波検査や血液検査を定期的に受けることによって早期発見ができるので、注意してあげてください。
尿路結石症
尿路結石症はスコティッシュフォールドに限ったことではなく、猫自体がなりやすい病気です。
元々あまり水分補給をしないので、尿路結石対策を講じていないキャットフードを与え続けるとかかりやすい傾向にあります。
腎臓病
尿路結石症の原因にも繋がりますが、元々水分をあまり摂らない習性があります。
腎臓に負担がかかりやすく腎臓病のリスクが高いのも猫の特徴なんです。
病状が現れても、それを隠すのも猫の習性なので定期的な健康診断を受けることをおすすめします。
心筋症
心筋症は猫自体がかかりやすい病気です。
食欲が落ちていたり、ぐったりとして元気がなかったり、お腹が膨張していたら要注意です。
早めの処置がカギを握っているので、おかしいと感じたらかかりつけ医に相談してください。
薬で治療が可能です。
毛球症
毛球症は長毛種の猫に多く見られる病気です。
自分で毛づくろいをした毛が胃に溜まり、詰まるのがこの病気の特徴。
日頃からブラッシングを心がけ、抜け毛対策をしてあげることが何よりの予防です。
ストレスによって過剰な毛づくろいをすることもあるので、ストレスの原因を取り除いてあげるということも視野に入れてみてください。
立ち耳スコティッシュフォールドの特徴まとめ
スコティッシュフォールドの代名詞でもある垂れ耳ですが、実は立ち耳の方が多いというのは意外な事実だったのではないでしょうか?
病気のリスクも多々ありますが、毎日きちんとケアをしてコミュニケーションを取ってあげれば、早期発見と早期治療が可能です。
毎日食べる食事にも気をつけて、健康に長生きしてもらいたいですよね。
スコティッシュフォールドにおすすめのキャットフードもぜひご覧になってみてください。