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猫はすりすりしてきたり、かまってほしくない時があったりと気分によってさまざまな行動や仕草をしますよね。
それぞれの行動に、意味はあるのでしょうか。
このページでは、「この仕草の意味とは?」を解説していきます。
猫の仕草と意味について
猫はいろんな仕草をします。
猫の仕草の意味を理解して、猫が何をしてほしいと思っているのか、何をしてほしくないと思っているのか、猫からのメッセージを分かってあげましょう。
しっぽを立てる仕草
猫がしっぽを立てるときは、嬉しかったり、甘えたかったりするとき。
しっぽを立てたまま足に体をすり寄せてくるときは、ご飯をおねだりしているときが多いです。
しっぽをふる仕草
横たわってゆっくり振っているときは、機嫌もよくリラックスしているとき。
しっぽ全体を大きく振ったり、先っぽだけ揺らすこともあります。
お尻を高くする仕草
しっぽの付け根を撫でてあげるとお尻をあげるのは、気持ちがいいからです。
付け根には神経がたくさん集まっていて、自分では舐めることができませんが、敏感な場所なので気持ちよくなり、お尻を高くする仕草をします。
耳を下げしっぽを折りたたみ体を丸める仕草
猫鍋というように、猫は丸くなる仕草をします。
基本的には寒くなると丸くなるので、童謡にも「猫はこたつで丸くなる」とありますね。
他には、警戒心が高まっていてお腹を守っているときや、体調不良のときも丸くなります。
丸くなるとあらゆる筋や筋肉が伸びている状態になるので、ストレッチをしているとも捉えられています。
ジーッと見つめる仕草
猫がジーッと見つめる仕草には、いろんな意味が込められています。
最も多いのが、ご飯がほしい、構ってほしい、遊んでほしいというように、何かしてほしいと要求しているときで、しっかりお世話をしてもらえないとか、遊びが面白くないといった不満なときにも見つめています。
別の部屋に行って戻ってくると、突然いなくなった寂しさや不安からジーッと見つめられます。
飼い主さんを狙ったり観察したりするときもあります。
料理をしているとき見つめるのは、おこぼれをもらったことがある猫で「何かもらえるかな」とタイミングを伺っているときです。
仰向けでお腹を出す
- 信頼している
- 威嚇している
- 安心している
仰向けでお腹を出す仕草は、三通りの意味があります。
1つめは、飼い主さんを信頼しているという意味で、お腹を出しています。
お腹を狙われることは非常に危険なことなので、飼い主さんが敵だとしたら、お腹は見せません。
猫同士がじゃれあったり母猫に甘えたりするときにお腹を見せるのも信頼している証拠です。
2つめは威嚇しているときで、瞳孔が細くなり耳が横向きに寝ていることが多いです。
3つめは、全くの無警戒で、何も警戒心がなく安心しきっているときです。
舐める仕草
猫は、自分の手、人の手、他の猫の手を舐める仕草をします。
自分の手を舐めるときは、毛づくろいの一環で、ニオイを消したり毛並みを整えたりしています。
人の手を舐めるときは、愛情や敵意がないことの表現、何かの要求、撫でたりブラッシングをしてもらったことへのお返しです。
他には、人の手の塩分や脂分が美味しいので舐める場合や、猫が知らないニオイがする場合自分のニオイを付ける意味で舐めます。
あくび
目を閉じてあくびをするのは眠いとき、目を開けてあくびをするのはストレスを感じているときです。
飼い主さんに近寄ったのに構ってもらえないときも、構ってくれなかった不満の意味であくびをします。
体をスリスリ擦り寄せる仕草
体をすり寄せる仕草は、餌などのおねだり、親愛を示しているとき、ニオイを付けるときです。
猫は自分のニオイを付けて縄張りを示します。
ニオイを付けることで、住んでいる家の中の全てのものが猫のものになります。
飼い主さんにもニオイを付けて、自分のものにしてしまうんですよ。
前足でふみふみする仕草
ふみふみする仕草は、赤ちゃん返りをして甘えているときです。
赤ちゃん時代にふみふみしながらおっぱいを飲むと母乳がたくさん出たのを思い出して、甘えているのです。
お気に入りの毛布にふみふみするのは、リラックスして寝るためです。
顔を洗う仕草
顔を洗うのは、ヒゲをきれいに整えるためです。
ヒゲはセンサーの働きをしていて、距離を計ったり、目がぶつからないよう守る役目をしています。
ヒゲが汚れると判断が鈍ってしまうので、いつもきれいに整えているわけです。
他には、失敗したときに気持ちを切り換えるという意味や、湿気を感知した場合も顔を洗います。
猫のヒゲは、天気予報にも一躍かっているんですね。
甘噛みする仕草
子猫の頃は、歯がムズムズするのでよく噛みますが、成猫になってからの甘噛みは、愛情表現や狩猟本能によるものです。
猫は狩猟本能が強いので、人間が手足を動かす様子に反応して、甘噛みすることがあります。
ネックグリックといって、交尾の際にオス猫がメス猫の首を噛んで、動きを止めるというケースもあります。
爪とぎ
猫といえば爪とぎですが、古くなった表面の角質を剥し、常にするどい爪でいるために爪とぎをします。
また、ストレスを感じたとき、寝起きや遊んでうまくいかないときに、気分を落ち着かせるために爪をとぐといわれています。
毛づくろい
猫は自分の体をよく舐めていて、起きている時間の8~15%の時間は舐めているといわれています。
理由は被毛を清潔に保つためで、汚れやダニ・ノミの駆除、乱れた毛の流れを整えるという意味があります。
また、唾液を付けて体温を下げたり、恐怖やストレスを感じたときにも毛づくろいをするようです。
猫の仕草の意味まとめ
猫は仕草によって、いろいろなアピールをしているんですね。
猫の仕草を見ているだけで、飽きないかもしれません。
ただ、ストレスをアピールしているときには、早く原因をなるものを取り除いて、楽にしてあげてください。