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マンクスという種類の猫をご存知でしょうか?
日本ではなかなか手に入らないこともあって、「幻の猫」と言われています。
実は、マンクスにはしっぽがありません。
ピョンピョンと飛び跳ねながら前進することがあるので、まるでうさぎのようだと表現されています。
そんな珍しいマンクスの価格の相場や毛色、寿命、かかりやすい病気などについてまとめています。
ぜひ参考にしてみてください!
マンクスの特徴
マンクスの前足は後ろ足よりも短いという特徴があります。
そのため、うさぎのようにピョンピョンと飛び跳ねることがあるんです。
原産国は、イギリス。
マンクスの最大の特徴は、やはりしっぽがないことと言えるでしょう。
しかし、全てのマンクスにしっぽがない訳ではなく、普通の猫のようにしっぽがあるマンクスもいれば、少しだけ尻尾がない場合や全くない場合もあります。
マンクスのしっぽについて
マンクスのしっぽの長さには、以下の3種類があります。
- ランピー
- スタンピー
- ロンギー
ランピー
完全にしっぽがないタイプは、ランピーと言います。
キャットショーで認定されるマンクスは、このランピーのみです。
家庭で飼われているのも、ほとんどがランピーになります。
スタンピー
ほんの少しだけしっぽがあるタイプのことをスタンピーと言います。
切り株のようにしっぽが生えていて、動かすことはできません。
形に関しては個体差があります。
ロンギー
しっぽがあるタイプは、ロンギーと言います。
短かったり長かったりと、長さには個体差も大きく影響しています。
しかし、長い場合でも一般的な猫と比較すると短めです。
マンクスの歩き方「ラビット・キャット」
しっぽがなく、ぴょんぴょんと飛び跳ねることからうさぎのようだと表現されるマンクス。
その歩き方は「ラビット・キャット」と言われています。
本来、猫はしっぽで体のバランスを取るのですが、そのしっぽが未発達であるため、後ろ足が発達し、うさぎのように飛び跳ねるのだと考えられています。
マンクスの子猫の値段・販売価格相場
マンクスは日本では認知度も低く、入手は困難ですが、全く買えないという訳ではありません。
ペットショップで購入する場合は10〜15万円、専門のブリーダーから直接購入する場合は20〜30万円が相場になっています。
そもそもあまり出会うことがないので、希少価値が高くなっています。
マンクスが成猫になったの大きさ
成猫のマンクスの大きさは、一体どれくらいなのでしょうか?
体重、体長、体高の観点から見ていきましょう。
体重
マンクスの平均体重は、3〜6kgです。
他の種類の猫と同様に、オスの方が大きめとなっています。
体長
マンクスの平均体長は50cmくらいです。
しっぽがない分、少し小さく見えるかもしれません。
体高
マンクスの平均体高は30cm前後くらいを目安に考えてみてください。
大きすぎず小さすぎずといったところでしょうか。
マンクスの性格
- もの静かで利口
- 引っ込み思案で用心深い
- 飼い主以外になつきにくい
マンクスはとてもおとなしくて穏やかな性格の持ち主です。
引っ込み思案な傾向にあり、人見知りも激しい方と言えます。
そのため、心を許している飼い主さん以外にはなかなかなつきません。
ただ、とても利口で聞き分けも良いですし、飼い主さんのことをすごく大切に思ってくれるので、しつけもしやすいとされています。
マンクスの毛色の種類
マンクスの毛色は様々です。
ブルー、ブラック、レッドなどをベースとして、バイカラーやタビーソリッドなど組み合わせも豊富になっています。
その他、スモークなども認められています。
マンクスの寿命
気になるマンクスの平均寿命について見ていきましょう。
どれくらいの時間を一緒に過ごすことができるのかは、飼い主さんとして知っておくべきですよね。
マンクスの平均寿命
マンクスの平均寿命は、11〜14歳とされています。
猫自体の平均寿命が15歳なので、平均と比較すると若干短めです。
マンクスの最長寿命
一般平均より短い寿命のマンクスですが、日頃から食生活や健康管理に気を付けていれば、20歳近くまで生き延びることもあります。
人見知りが激しいので、ストレスを感じさせることのない生活環境を整えてあげましょう。
マンクスのがかかりやすい病気
- マンクス症候群
- 頚椎破裂
- 腸や膀胱の異常
- 便秘
- 尿路疾患
- 関節炎(しっぽ)
- 角膜ジストロフィー
上記のように、マンクスがかかりやすい病気は多岐に渡ります。
ひとつずつ見ていきましょう。
マンクス症候群
マンクス症候群は、エックス線やCT検査などで診断される病気です。
残念ながら根本から改善する治療法は確立されていません。
特にランピー同士を交配させるとマンクス症候群を引き起こしやすいとされています。
そのため、きちんと配慮しているブリーダーはマンクスの交配には気を付けるようにしています。
生まれてすぐに膀胱や腸の障害で死に至るケースもあるため、マンクス症候群は恐ろしい病気でもあるんです。
生まれてすぐは特に注意しておく必要があります。
頚椎破裂
頚椎は、老化に伴い変形したり弱ってきたりしてしまいます。
猫の頚椎も人間と同じように7つの骨で構成されていて、首を回したりするのに重要な役割を果たしています。
頚椎が破裂すると首を支えたり歩行するのが難しくなるため、早期発見できるようにサポートしてあげましょう
腸や膀胱の異常
マンクスのランピー同士を交配すると、致死遺伝子が働いてしまい、腸や膀胱の異常のために大人になる前に死んでしまうことも少なくありません。
腸や膀胱は生きて行く上で重要な臓器です。
これらが異常になると、命を落とすことがあるため、日頃から体調には気にかけてあげるようにしましょう。
便秘
しっぽがない、もしくは短いことが起因して便秘になりやすい傾向があります。
腰の骨の変形によって、排便の際の力を入れることができないためと考えられています。
定期的に排便ができているかは、毎日確認してあげてください。
尿路疾患
マンクスに限ったことではないのですが、猫はあまり水分を飲まないので、尿路結石のリスクが非常に高いです。
排尿時に痛がったり、苦しそうな声を出していたら要注意です。
また、おしっこの臭いがキツイという場合も尿路疾患の可能性を疑ってみてください。
関節炎(しっぽ)
マンクスはしっぽが短いことによって、関節炎にかかりやすい傾向があります。
オメガ3脂肪酸が症状を緩和してくれるので、サプリメントを取り入れてみると良いですよ。
角膜ジストロフィー
角膜ジストロフィーは遺伝病です。
角膜混濁が症状として現れ、それが次第に両目に広がっていきます。
視力の低下にも繋がるので、早めの対処が重要です。
症状は様々なので、目の異変を感じたらすぐにかかりつけ医に診断してもらいましょう。
マンクスのしっぽや歩き方の特徴まとめ
マンクスには、しっぽが全くないタイプのものから長いタイプのものまで幅広く存在していることがお分かりいただけたでしょうか?
猫は、しっぽで感情を表現することが多いので、その分気持ちを汲み取ってあげるのも難しいのがマンクスです。
日頃からのコミュニケーションを大切にして、健康な生活をサポートしてあげてくださいね。