かつては、「ナポレオン」と呼ばれていたミヌエット。
ミヌエットは日本における知名度がかなり低く、入手も困難です。
日本で飼育されている数自体が少ないこともあって、知る人ぞ知る希少種となっています。
今回は、そんなミヌエットの販売価格や毛色、寿命、性格などについてまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。
ミヌエットの特徴
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ミヌエットは、マンチカンとペルシャ、ヒマラヤンなどを交配させた誕生しました。
マンチカンの大ファンであったバセットハウンドのブリーダーが生み出した品種です。
マンチカンの短足とペルシャの長毛を持ち合わせたミヌエットの開発には、およそ15年の月日がかかっています。
ミヌエットは体全体が丸っこいのですが、骨格自体はしっかりしていて、鼻はペルシャのように鼻ぺちゃではなく、シュッとしています。
2015年までは「ナポレオン」という名前でしたが、それ以降はミヌエットに変わりました。
ナポレオンと聞くと、かの有名な歴史上の人物を誰もが思い浮かべるかと思います。
フランスで、猫に同じ名前を付けるのはよろしくないと指摘がされたことによって解明されたんです。
今ではすっかりミヌエットという名前が浸透しています。
ミヌエットは脚が短い
ミヌエットの短足は、マンチカンの要素をそのまま引き継いでいます。
脚が短いので、お尻をふりふりさせて歩くのですが、その姿があまりにも可愛くてファンになる方が多いのだとか…
脚が短いことがチャームポイントになっています。
ミヌエットのきれいな被毛
ミヌエットには、長毛種も短毛種も両方が存在しています。
色々な毛色が公認されているので、毛足の長さと色でたくさんの種類のミヌエットがいるんです。
一番人気があるのは、ホワイトの長毛種のようですよ。
成猫のミヌエットの大きさ
ミヌエットの平均体重は、オスとメスによって異なります。
オスは3~4kg、メスは2.3~3.4kgほどです。
他の猫と比較すると、少し軽めであることが分かりますよね。
体高も20cm弱くらいで、体長は30cmくらいとやはり少し小さめとなっています。
その小さい感じがまた可愛らしくて人気のミヌエットでもあります。
ミヌエットの毛色の種類
- ホワイト
- ブラック
- ブルー
- クリーム
- チョコレートブラウン
- シルバー
- フォーン
様々な色が認められているミヌエットの代表的な毛色は7種あります。
こちらに挙げているのは、あくまでも単色。
タビーと呼ばれている縞模様のミヌエットもいるので、組み合わせもたくさんあります。
シルバータビーやブルータビーなど、その数は挙げればキリがないほどなんです。
そして、先述のようにホワイトがダントツで人気があります。
ミヌエットの性格
- 甘えん坊
- 従順
- 好奇心旺盛
ミヌエットの性格の特徴について解説していきます。
甘えん坊
ミヌエットは、ペルシャの性格を引き継いでいて、とっても甘えん坊です。
しかし、だからと言って構いすぎるのも危険なんです。
あまりにも可愛いので、抱っこしたり触ったりしたくなるのですが、過剰に構いすぎるとそれがストレスにもなりかねません。
適度な距離感を持ってコミュニケーションを取ることをお勧めします。
従順
ミヌエットは、飼い主さんの言うことをきちんと聞いてくれる従順さを持ち合わせています。
飼い主さんのことをとても大切に考えてくれるので、まるで犬のような一面を感じさせてくれるでしょう。
好奇心旺盛
何にでも興味を持つ好奇心旺盛なミヌエット。
大人になるにつれて落ち着いていく子も多いのですが、小さいうちはかなり活発に活動します。
室内においても思いっきり遊べるようにキャットタワーを設置したり、おもちゃを与えたり、一緒に遊んであげられるようにしましょう。
ミヌエットの寿命
ミヌエットを飼う上で、一番気になると言っても過言ではないのが寿命ではないでしょうか。
ミヌエットの平均寿命は、12~14年と言われています。
一般的な猫の平均寿命と同じくらいですね。
飼育環境や健康状態に留意することによって、20年近くまで生きるというケースもあります。
希少なミヌエットの値段・販売価格
ミヌエットの販売価格の相場は20万円前後とされていますが、希少価値が高いため、50万円にまで跳ね上がることもあります。
あまり出回っていない分、購入を考えている場合は、自身で情報を収集していかなければなりません。
ミヌエットはブリーダーや里親募集から
ミヌエットは、ペットショップではあまり見かけませんよね。
購入を考えている方は、専門のブリーダーもしくは里親募集で相談してみましょう。
ペットショップよりも確実に入手できますし、購入後にも相談に乗ってもらえるので特に初心者の方は心強いかと思います。
ミヌエットのがかかりやすい病気
- 肥大型心筋症
- 拡張型心筋症
- 腎機能低下
- 嚢胞腎
ミヌエットのかかりやすい病気は、4つあります。
肥大型心筋症
肥大型心筋症は、心臓が大きくなってしまう病気です。
ミヌエットは心臓に関する遺伝病にかかりやすい傾向があるので、息苦しそうな様子を見せた場合は肥大型心筋症を疑いましょう。
完全な治療法がある訳ではないのですが、早期発見による早めの対処が重要です。
拡張型心筋症
拡張型心筋症になると、不整脈や心不全を起こしてしまいます。
息苦しくなったり、動悸などの症状が現れたら、すぐにかかりつけ医に診断してもらいましょう。
腎機能低下
多飲多尿をするようになったら、腎臓機能低下の恐れがあります。
体が脱水症状を起こし、体の中の水分が不足していきます。
それによって血液量も少なくなり、腎臓の本来機能を果たせなくなってしまうのです。
完治は難しいのですが、進行を遅くすることはできるので、早めに対処してあげられるようサポートしましょう。
嚢胞腎
嚢胞腎は、先天的な要素が強い病気です。
一度発症すると完治することは難しいとされています。
嚢胞液と呼ばれている袋が腎臓にでき、それが大きくなることによって腎臓の本来機能を果たせなくなってしまいます。
遺伝的な要素が強く、親猫がかかっていれば子供にも遺伝すると言われています。
HKT48指原莉乃さんのミヌエット太郎
https://www.instagram.com/p/BNvKgyFgACD/?hl=ja&taken-by=345insta
アイドルグループであるHKT48の指原莉乃さんが飼っているミヌエット太郎は、かなり話題になっています。
これによってミヌエットの知名度も一気に上がりました。
SNSにアップしている可愛らしい姿には、多くのファンが癒されています。
ミヌエットの特徴まとめ
まだまだ珍しい品種であるミヌエットですが、今後ますます人気になっていけば、入手もしやすくなるかもしれません。
マンチカンとペルシャのいいとこどりという感じで、見た目の可愛らしさには非の打ち所がありません。
健康管理に気を付けながら、ぜひ購入を考えてみてはいかがでしょうか?