純粋な黒猫しか生まれないのは、この世にボンベイしか存在していません。
他の猫は何らかのカラーが混ざっていたり、模様が入っているので、厳密には完全な黒猫はではないのです。
そんなボンベイですが、一体どこで販売されているのでしょうか?
あまり馴染みがなく、ピンとこない方も多いかと思います。
今回は、ボンベイの入手先や販売価格、性格、特徴、寿命、かかりやすい病気などについてまとめています。
これからボンベイの購入をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ボンベイはペットショップやブリーダーで購入可能
かつては不吉だと忌み嫌われてきた黒猫も、幸運の猫と言われるようになり、ボンベイの人気も年々高まっています。
あまりペットショップで見かけることはないかもしれませんが、実はそんなこともないんです。
あまりにも人気あるため、入荷してもすぐに成約してしまうようです。
運良くペットショップで成約できることもありますが、専門のブリーダーに相談してみるのも良いでしょう。
とにかく人気があるので希少価値が高く、それが更なる人気を生み出していると言えるかもしれませんね。
ボンベイは里親募集がおすすめ
ボンベイを入手するには、ペットショップもしくはブリーダーが良いかと思いますが、里親募集もおすすめです。
里親募集の情報はインターネット上でも探すことができます。
その後のフォローもしっかりサポートしてもらえますし、無償で譲ってもらえるので初期費用を抑えられますよ。
ボンベイの子猫の値段・価格相場
ボンベイの子猫の値段は、30万円が相場となっています。
かなり高めだと感じますよね。
人気も高いので、供給が追い付いていないのが現状であるため、価格も高騰している傾向があります。
購入をお考えであれば、常に最新情報をチェックしておきましょう。
黒猫ボンベイの特徴
黒猫ボンベイの原産国は、アメリカ。
まるで黒ヒョウのようなしなやかな体格と金銅色の目が特徴です。
筋肉質で被毛にも艶があり、健康的で美しい猫でもあり、そこに人気の秘密が隠されています。
ボンベイは、アメリカ在住の繁殖者によって生み出されました。
自身の遺作として理想的な黒猫を作りたいという思いから、数年に渡って改良を進め作られたのがボンベイでした。
黒豹をイメージして生まれたボンベイ
ボンベイは、アメリカンショートヘアのブラックとバーミーズを交配して誕生しました。
アメリカの繁殖者が理想の黒猫を作り出そうと、黒ヒョウをイメージして交配を重ねました。
しかし、その経過も決して順風満帆なものではなかったのです。
当初は、黒いアメリカンショートヘアを貧相にしたようにしか見えないと評価されていました。
試行錯誤を繰り返し、やっとの思いで誕生したのがボンベイでした。
成猫ボンベイの大きさ
成猫のボンベイの大きさは、50~55cmくらいです。
体重はオスとメスで差があり、オスは4~5.5kg、メスは3~4kgを目安として考えてください。
メスの方が体が小さめなのは、他の品種の猫においても同じことが言えますよね。
ボンベイの性格
- 愛情深い
- 活発
- 社交的
ボンベイの性格の傾向について、3つご紹介します。
愛情深い
ボンベイは、飼い主さんのことをとても大切に思ってくれる愛情深い面があります。
帰宅すると玄関まで迎えに来てくれたり、家の中でも後追いをしたりと、自分の好意的な気持ちをストレートにぶつけてきてくれるいじらしい猫です。
猫を飼うのが初めてという方でも、飼いやすい品種ですよ。
活発
色々なことに興味を持ち、体を動かすことを好むボンベイはとにかく活発です。
室内でも活発に動けるようにキャットタワーを設置してみるのもおすすめ!
社交的
小さな子供や他の動物とも仲良くすることができるのも、ボンベイの魅力です。
黒ヒョウをイメージして交配されたこともあって、一見怖い気もしますが、本当に優しいので安心して見ていられます。
ボンベイの寿命
ボンベイの平均寿命は、13~15歳とされています。
一般的な猫の平均とほぼ同じくらいですね。
飼育環境を整えてあげることで、20年近くまで生きるケースもあるので、長生きを目指してサポートするようにしましょう。
ボンベイのがかかりやすい病気
- 肥大型心筋症
- 皮膚疾患
- 尿路疾患
ボンベイがかかりやすい病気についても、ぜひご一読ください。
肥大型心筋症
肥大型心筋症は、心筋が肥大化していくことによって心臓の機能が低下してしまう恐ろしい病気です。
症状が悪化すると呼吸困難に陥ることもあります。
呼吸の様子には、常に気を付けてあげてください。
皮膚疾患
他の猫と同じくらいのリスクではあるのですが、皮膚疾患を患うことがあります。
湿疹や脱毛、かぶれなどには注意が必要です。
短毛なのでブラッシングは毎日する必要はありませんが、適度に被毛や皮膚を刺激しておくと皮膚疾患になりづらくなるので、日頃のケアは大切に考えてください。
尿路疾患
膀胱炎や尿結石などの尿路疾患を患いやすい傾向にあるボンベイ。
これは生まれつき尿道が狭いことに起因していると考えられています。
普段からこまめに水分補給をするように心がけましょう。
尿路疾患は、人間と同じように排尿が辛くなるので、様子がおかしいと感じたらすぐにかかりつけ医に診断してもらいましょう。
ボンベイの子猫を飼うなら里親募集がおすすめ
なかなか手に入らないボンベイですが、運よく里親募集の情報をキャッチすることができれば、スムーズに迎え入れられます。
里親募集の情報も、すぐに成約となりがちなので、早め早めに情報を取り入れていきましょう。
ボンベイは短毛種で手入れがしやすく飼いやすい猫!
短毛種なのでお手入れもしやすく、性格的にも飼いやすいボンベイは初心者の方にもおすすめです。
見た目とは違って愛情深く心優しい性格をしているので、そのギャップも魅力的に思えますよね。
カッコ良さと可愛さの両方を持ち合わせている貴重な品種の猫とも言えるかもしれません。