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マーキングは犬のイメージが強いかもしれませんが、猫もマーキングすることが多々あります。
そもそも、何故マーキングをするのでしょうか?
マーキングはまだしも、スプレー行為は飼い主さんにとってはちょっと厄介でもありますよね。
1度スプレー行為を覚えると、なかなかやめさせるのは難しいので、そうなる前に手を打っておくことをおすすめします。
自分の縄張りを示すために、オシッコでニオイをつける行為のこと。
マーキングの中でも一番厄介なやつですね。
マーキングの原因や対策方法についてまとめてみましたので、お悩みの飼い主さんだけではなく、これから猫を飼おうと思っている方も是非参考してみてください!
猫のマーキングとは?どうしてマーキングするの?
猫がマーキングをする理由は、大きく4つあります。
- 自分の縄張りをアピールするためにマーキングする
- 不安を解消して安心するためにマーキングをする
- 自分の好きなものに臭いを付けるためにマーキングする
それぞれ解説します。
1.自分の縄張りをアピールするためにマーキングする
猫には自分の縄張りであることをアピールするために、自分のニオイを付ける習性があります。
他のライバルの猫がいる時やリラックスしている時、不安になってしまった時など、状況は様々なのですが、マーキングをすることで安心感を得ています。
2.不安を解消して安心するためにマーキングをする
不安な気持ちが高まると、いつもより濃いオシッコをかけることがあります。
これは、スプレーと言われているマーキングの方法です。
新入りの猫が入ってきた時などにスプレーをすることがしばしばあるようですよ。
3.自分の好きなものに臭いを付けるためにマーキングする
飼い主さんの足に擦り寄ってきたり、家具に体をスリスリしていることがありますよね。
この時、猫ちゃんはかなりリラックスしている状態にあります。
あごや頬から分泌物を出していて、ニオイを付けるためにマーキングをしているんです。
4.交配相手に自分をアピールするための性的なマーキング
マーキングは縄張りのアピールの意味合いも強いのですが、オスがメスを引き寄せるための行為とも考えられています。
この時、人間の鼻では分からないフェロモンを出してメスに自分の存在をアピールしているそうですよ。
マーキングの方法には大きく分けると3種類ある!
マーキングには、3つの方法があります。
- 自分の体を対象に擦り付けるマーキング
- 爪とぎのような感じでバリバリして行うマーキング
- 濃いおしっこを放出して強烈アピールするスプレー
1.自分の体を対象に擦り付けるマーキング
縄張りアピールをしたい場所や家具、飼い主さんの足などに自分の体を擦り付けてマーキングをする方法があります。
スリスリと甘えているようにも見えますが、独占欲を剥き出しにしている行為なんですよ。
2.爪とぎのような感じでバリバリして行うマーキング
愛猫がいきなり爪とぎ器やマットに飛び乗って、激しく爪とぎをしている姿をご覧になられたことがあるのではないでしょうか?
実は、この行為もマーキングの一種なんです。
バリバリと爪とぎをしている時に、肉球からフェロモンを放出しています。
人間には分からないニオイなのですが、これを付けることによってマーキングをしているという訳です。
3.濃いおしっこを放出して強烈アピールするスプレー
不安な気持ちが高ぶって濃いおしっこを放出することがあります。
この行為は、普段のマーキングよりももっと強烈なアピールの方法で、スプレーとも呼ばれています。
このスプレーに悩まされている飼い主さんは、意外と多いようです。
特に厄介なのは猫のスプレー行為!飼い主さんはどう対策すべき?
毎回のように家の中でスプレー行為をされてしまっては飼い主さんも困ってしまいますよね。
マーキング行為だという知識がない場合は、何かの病気なのではないかと心配もしてしまうでしょう。
スプレー行為をやめさせるための対策についてご紹介させていただきます。
1.一番確実なのは成熟期前に去勢か避妊手術を行うこと
最も確実と言われているのが、去勢か避妊手術です。
ただし、この方法も100%確実という訳ではないので、その点にはご注意ください。
スプレー行為をするのは異性の猫を意識し始めてからのことなので、その意識が芽生える前に去勢もしくは避妊手術を受けると、ほぼ確実に防ぐことができます。
しかし、1度でもスプレー行為をしたことのある猫ちゃんの場合は、完全にやめさせるのは難しいです。
2.不安が原因なので安心させてあげることが大事
スプレー行為をするのは、不安な気持ちが高ぶることが原因です。
普段の生活環境を変えてしまったり、大丈夫だろうと留守電をさせがちだったりなど、心当たりがある場合は不安を取り除いてあげられるようにケアをしましょう。
不安な気持ちが取り除かれ、安心できるようになるとスプレー行為も落ち着いていくでしょう。
愛猫が不安になってしまう要素は、以下の5つが考えられます。
心当たりがあるようであれば、なるべく改善していけるように協力してあげましょう。
主な不安となる要因
- 新生活による生活環境の変化
- 新入り猫や他のペットの存在
- トイレ環境が良くない(数が少ない・不潔)
- 猫が怖いと思う物を可能な限り取り除く
- スプレーに対し罰を与える行為
飼い主さんが愛猫の気持ちにきちんと寄り添って応えてあげることができれば、気持ちも落ち着いていきます。
信頼関係を築き、何があっても大丈夫だということの意思疎通ができるように日頃からのコミュニケーションも大事にしてください。
3.スプレーされたらすぐに洗浄と消臭して再発を防止する
スプレー行為をした場所というのは、どうしてもおしっこのニオイが残ってしまいがちです。
鼻の良い猫ちゃんが、自分のニオイがする場所に再びスプレー行為をする傾向があります。
スプレー行為されてしまったら、なるべくすぐに洗浄と消臭をしてニオイを消すようにしましょう。
早めに対処することによって再発防止ができます。
4.本能なので仕方がない!怒らず根気よく対応する
さすがに何度もスプレー行為をされてしまったら、飼い主さんも気が滅入るかと思います。
しかし、猫ちゃんの本能による行為なので、決して悪気はなく飼い主さんを困らせようとしている訳でもありません。
掃除に追われて叱りたくなる気持ちも分かりますが、怒らないで根気強く付き合ってあげてください。
責めるのではなく、どうしてスプレー行為をしてしまったのか、その原因を考えてあげるようにしましょう。
5.どうしても治らない場合は獣医さんに相談を薬物療法という手も
自宅でできる対策法をご紹介してきましたが、それでも改善できないという場合は獣医さんに相談してみるという方法もあります。
基本的には愛猫と飼い主さんのコミュニケーションによって改善していきたいところではありますが、飼い主さんが限界を感じてしまうケースもあるでしょう。
獣医さんに相談すると、フェロモンを使用する方法を指導してもらうことができます。
スプレー行為をした後にフェロモンを吹きかけると、不思議とスプレーをしなくなっていくんです。
インターネット上でもフェロモン剤は購入することができますが、獣医さん指導のもとで使用することをおすすめします。
猫のマーキングとスプレーは本能!そこを理解して接してあげよう!
先ほども申し上げましたが、猫のマーキングとスプレー行為は、本能によるものです。
あまりにも続いてしまうと、頭では分かっていてもウンザリしてしまうこともあるでしょう。
しかし、そこで感情的になってしまったらますます愛猫を不安にさせてしまうことになりかねません。
不安な気持ちがスプレー行為をさせてしまっているのですから、その気持ちに寄り添って対応してあげるようにしてくださいね。
時間はかかってしまうかもしれませんが、焦らずにコミュニケーションを取って信頼関係を築いていきましょう。