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キャットニップという植物の名前を聞いたことがありますか?
猫と言えばマタタビだと思われる方が大半ですが、実は西洋ではキャットニップの方が一般的なんです。
こちらでは、キャットニップとマタタビの違いやキャットニップの特徴などについて詳しくまとめています。
参考にしていただければ幸いです。
キャットニップとはどんな植物?
- 正式名はイヌハッカ
- 英名は「猫が噛む草」
- 別名が豊富
キャットニップの特徴を3つのポイントに絞って解説していきます。
1.正式名はイヌハッカといいシソ科イヌハッカ属の多年草のハーブ
キャットニップの正式名称は「イヌハッカ」です。
シソ科に属している多年草のハーブに部類されます。
猫なのか犬なのか…と言った感じですね(笑)
2.英名は「猫が噛む草」という意味の猫が大好きな植物
キャットニップは、猫が噛む草ということが名前の由来になっています。
西洋では猫が自ら好んで噛むと言われているほど、猫が大好きな植物として認識されています。
3.チクマハッカやキャットミント、西洋マタタビなど別名が豊富
「西洋マタタビ」という和名も持っている植物です。
その他にも「チクマハッカ」「キャットミント」など別名が色々とあります。
キャットニップの効果と効能とは?
キャットニップは、日本においてはあまり馴染みがありませんが、西洋においては昔から薬としても使われているほどポピュラーな薬草です。
その効果や効能について見ていきましょう。
1.猫の場合はネペタラクトンという成分が猫に幸福感&リラックスさせる
キャットニップには、ネペタラクトンという成分が含まれており、マタタビに似た効果をもたらしてくれます。
キャットニップの葉をこすって猫に嗅がせると、恍惚状態になります。
猫をリラックスさせ、幸福感を与えてくれるので、西洋のマタタビと言われるようになったのです。
2.人の場合は眠気を誘う・発汗作用・解熱作用・鎮静作用がある
猫ちゃんに幸福感をもたらしてくれるキャットニップですが、人が同じ匂いを嗅ぐと、眠気を誘ったり、発汗作用や解熱作用、鎮静作用をもたらしてくれます。
発熱した場合は、キャットニップティーを飲む習慣もあるようです。
猫だけではなく、人にも効果があります。
キャップニットの副作用はどんなものがある?
キャットニップのメリットを先にご紹介させていただきましたが、副作用もあるので注意が必要です。
1.猫の場合は興奮して攻撃的になることがある
猫の場合、キャットニップに過剰に反応して、極度の興奮状態になってしまうことがあります。
結果的に攻撃性が増して、周りに危険が及んでしまいます。
2.人の場合は月経促進効果があるので妊娠中・授乳中の方は禁止
キャットニップに限ったことではなく、ハーブ全般に言えることなのですが、妊娠中・授乳中の方はハーブを摂取することは避けるべきです。
ハーブは子宮を刺激するので、母体に様々な危険をもたらしてしまいます。
また、頭痛や嘔吐などの症状が出ることもあるので、注意が必要です。
キャットニップの正しい猫への与え方・使い方はどうすべき?
メリットとデメリットの両方があるキャットニップですが、どのように与えるのが正しいのでしょうか。
ポイントを4つ解説していきます。
- 爪とぎのしつけの際に場所を覚えさせるのに使う
- 愛猫のストレス発散のために使う
- 猫用のおもちゃに吹きかけて興味を持たせる
1.爪とぎのしつけの際に場所を覚えさせるのに使う
きちんとしつけをしないと、猫の場合はソファや家具、床などで爪とぎをしてしまいます。
爪とぎ器にキャットニップを振りかけるだけで、爪を研ぐべき場所を覚えてくれるので、しつけにも使うことができます。
マタタビと基本的には使い方は同じです。
2.愛猫のストレス発散のために使う
自由気ままに生きているように見える猫ちゃんですが、飼い主さんが想像している以上にストレスを抱えてしまっている場合があります。
キャットニップの香りを嗅がせてみたり、オモチャを手作りして、その中に乾燥させたキャットニップを入れてあげるだけで、ストレスが発散されるので、試してみる価値はありますよ。
ストレスを溜めると、様々な病気の引き金にもなりかねません。
ストレスが爆発してしまう前に、キャットニップを使って解消してあげましょう。
3.猫用のおもちゃに吹きかけて興味を持たせる
せっかく買ってあげたオモチャも、次第に飽きて見向きもしなくなることがありますよね。
そんな時は、そのオモチャにキャットニップのスプレーや粉をかけてみましょう。
同じオモチャであるはずなのに、まるで新しいオモチャを喜ぶかのように興味を示してくれるようになります。
キャットニップには4種類あり用途に合わせて使い分けよう!
キャットニップには4種類あります。
- スプレータイプ
- 粉末タイプ
- 袋詰めタイプ
- 詰苗や種タイプ
4種類すべてを用途と共に解説していきます。
1.スプレータイプのキャットニップの用途
キャットニップの効果を維持しながら手軽に使うことができるのがスプレータイプです。
オモチャに吹きかけたり、しつけとして爪とぎ器にスプレーする等の使い方ができます。
2.粉末タイプのキャットニップの用途
粉末タイプのキャットニップは、オモチャに入れるのに適しています。
普段食べているキャットフードにふりかけとして使うのもアリですよ。
3.葉や茎、花などを袋詰めしたキャットニップの用途
袋ごと猫ちゃんに与えるだけでオモチャ代わりにもなりますし、その香りを嗅いでリラックス状態になってくれます。
生の植物なので、次第に効果は落ちていきますが、スプレータイプや粉末タイプよりは効果があります。
4.苗や種で売られているキャットニップの用途
そのまま自宅で栽培をして、必要な時に摘み取れば、いつでも新鮮なキャットニップを使うことができます。
葉を擦り合わせて匂いを嗅がせたり、オモチャに忍ばせてみるのも良いかもしれません。
キャットニップとよく比較されるマタタビとはどこが違う?
キャットニップについて知れば知るほど、マタタビと似ていると思われるかもしれません。
しかし、違いは明確。詳しく見ていきましょう。
1.マタタビの方が効果は断然強い
マタタビとキャットニップを比較すると、マタタビの方が効果が強いと言われています。
そのことに関してはハッキリとした理由がありません。
ただし、マタタビに含まれている化学物質の方が中枢神経に作用しているからなのではないかと考えられています。
マタタビを振りかけた爪とぎ器と、キャットニップを振りかけた爪とぎ器を猫に与えた実験においても、マタタビをかけた爪とぎ器の方が反応を示したという実験結果もあります。
2.ただし効果が強すぎるゆえに過剰摂取は危険
キャットニップも、マタタビも効果は15分弱です。
猫ちゃんが気持ちよさそうにしているので、思わず追加してあげたくなるかもしれませんが、それは絶対にやってはいけません。
なぜなら、呼吸困難や心肺停止状態になるリスクがあるからです。
マタタビは、いつでも猫ちゃんの手の届くところに置いていては危険なので、飼い主さんだけでしっかりと管理をするようにしてください。
使用の目安は、耳かき1杯程度です。
キャットニップはハーブなので、効果は緩やかで危険という訳ではありません。
しかし、マタタビと同様に過剰摂取等のトラブルには留意する必要があります。
キャットニップを賢く使って猫ちゃんとの生活を充実させよう!
キャットニップについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
飼い主さんが使い方をしっかりと把握し、用量に気を付けてあげればしつけにもストレス解消にも良いですよね。
キャットニップも様々な形態で入手することができるので、目的や用途に応じて選んでみてください。
キャットニップを使って快適な生活を送ることができるよう、飼い主さんがサポートしてあげましょう。